個人で本の出版を実現させる3つの手法【セルフ出版】

個人で本の出版を実現させる3つの手法【セルフ出版】

コンテンツを持っている人間と、持っていない人間の格差社会が訪れるといわれています。

コンテンツの筆頭ともいえる本を、「いつか出したいな・・」と思っている方は多いのではないでしょうか。

「今の仕事が落ち着いたら本格的に検討をしよう」

「来月からとりあえず執筆にとりかかろう」

といった心の声が聞こえてきた方に、はっきりとお伝えします・・!

『99.9%あなたの本が出版されることはありません!』

冒頭から厳しいことを言ってしまいましたが、出版業界ではこれは現実です。

本を出すために必要な工程をネットで調べて、とりあえず真似て進めてみるものの、現在地が正しくわからず不安になり遅延していく。

こういったケースが圧倒的に多いのです。

また、本の企画書を作って出版社に持ち込み、商業出版を検討される方も多いでしょう。ただし、こちらも注意が必要です。

出版社が100%(あるいは一部でも)費用負担をする商業出版は、門戸が狭く既に知名度やファンが沢山いる方をメインターゲットとしています。

一般の方が企画書を突然送っても、音沙汰がなく、企画書を作るためのノウハウセミナーにお金を投下してしまう状態にもなりかねません。

別記事で商業出版を大解剖していますので、良ければご覧ください

では、どうすればいいのでしょうか。

3つの手法をお伝えしていきます。

個人で本を出版する方法3選

結論からお伝えすると、個人で本を出版するには、今からお伝えする3つの方法しかありません。

  1. 自作出版(Kindleで手軽に出版)
  2. 出版セミナーに通う
  3. 出版社にサポートを依頼する

つまり、商業出版で本を出したくない、出せないという方は、上記①から③のいずれかが有効な手段になります。では詳しくみていきましょう。

自作出版(Kindleで手軽に出版)

Amazonが運営するセルフ出版サービス(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)を利用した出版方法です。

Kindleといえば、漫画や小説を想起される方が多いかもしれませんが、ビジネス書やエッセイ、専門書も出版が可能です。実際に毎日沢山の書籍がこの方法で出版されています。

懸念としては、「誰でも」「1ページの本から」出版が可能なため、本の品質にバラツキがあります。また、初心者の方には手続きが手間に感じることも多いでしょう。

また、本は原稿だけ用意できれば良いわけではありません。ブログとは異なり、表紙の作成やレイアウトの調整、電子書籍へのファイル変換等を自身で完遂する必要があります。

トータルの手間やコストを確認しながら、検討を進めていくことが重要です。

出版セミナーに通う

次は「出版セミナーに通う」という方法です。

ヤフーやグーグルで「本を出したい」といった単語を検索をすると、上部に広告を見かけることも多いのではないでしょうか。

『元大手出版社が語る、出版実現セミナー』

『必ず出版できる、元編集長の出版講座!』

といった類のものがコチラに該当します。

本を出版したい方が、費用を支払ってノウハウやナレッジを学ぶ場です。

実際に講座を開催している方、受けた方ともに知り合いがいますが、それ相応の覚悟がある方にのみ・・オススメできるものかと思っています。

サポートではなく、「教える側」と「教わる側」の構図になるため、あなたに最適なカリキュラムを、あなたにあった方法で受けることは難しいといえるでしょう。

また、コロナの影響でオンライン開催も増えていますが、それでも費用が高額になるケースが多いです。リアルで受講できる業者を選ぶか、リアル参加できる状態になるまで見送ることも1つの手かもしれません。

出版社にサポートを依頼する

出版社の中には、自費出版という形で、個人の方の出版を支援するサービスを提供している企業があります。サポート内容や費用、実績に応じて自分にフィットする出版社を選ぶことが大切になります。

特に費用については、高ければ高いほど、豊富なサービスを受けられるわけではないので注意が必要です。具体的なサポート内容、適切な価格設定になっているのかを、問合わせや資料請求を通じて確認する工程を大切にしてください。

  • 10万円前後で提供しているが、よくみるとサポート内容が乏しい
  • 150万以上と高額だが、価格の妥当性が「編集者の腕」としか説明されない

といったケースが存在するのも事実です。

弊社では、プロのクオリティで電子書籍を刊行することに特化して、質が高いながらも「価格が安い」というサービスを提供しています。

事例紹介や、自費出版サービスとの比較説明も丁寧に行っていますので、情報収集の一環としてもぜひお問合わせいただければと思います。

最後は宣伝になってしまいましたね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

記事の冒頭に、コンテンツを持つものと、持たないものの間で格差社会が訪れると記載しました。本は、広告など一過性のものではなく永続的に残るコンテンツです。

ハードルが高く感じるかもしれませんが、見方を変えると希少性が高くチャンスともいえるでしょう。

「いつかは本を出したい」「とりあえず原稿を書き始めよう」と思っていた方は、当記事を参考にしながら、いずれかの方法を選択してみてはいかがでしょうか。