書籍出版にはどのくらいの時間・期間がかかるの?

書籍出版にはどのくらいの時間・期間がかかるの?

書籍を出版しようと思ったらまずはスケジュール感・必要期間を確認しよう

一般的には書籍を出版しようと思うと、企画してから早くて半年ほど、長くて1年以上かかることも。

こちらの記事では書籍発売までに必要な期間をなぜかかるのか、何にかかるのか詳しくご紹介いたします。
ちなみに、一番時間がかかる、なおかつ期間が左右されるのは企画・執筆の中でも執筆期間です。

製作工程とおおよその製作期間は半年から1年以上

書籍を出版したいと考え始めてから実際に本が書店に並ぶまでは早くて半年、通常1年前後を目処にスケジューリングすることが多いです。

出版する期間を考える上で、製作工程ごとの必要期間を理解しましょう

  1. 企画:2〜4週間
  2. 原稿執筆:2週間〜3,4ヶ月
  3. 編集・修正:2〜4週間
  4. デザイン:4週間ほど
  5. 校正・確認:4〜6週間
  6. 印刷・流通:1ヶ月

各工程の中身

企画期間:2〜4週間

企画とはどんな本を書くか構想を練る段階です。

出版の目的によりアプローチは異なりますが、

  • なんのために書籍を発行するのか
  • 本のテーマはなにか
  • 想定される読者はどんな人か。ペルソナ設定
  • どんな内容が良いか。
  • コンセプト(≒タイトルに近い
  • 大まかな章構成
  • 収益計算

などがあります。書籍よりもビジネス慣れしている方に向けて例を出すと、新規事業準備に近いです。
誰に対してどんな価値のものをどのような形で提供したら、準備期間に○○くらいかかって、収益はこの程度見込めるであろう。そんなことを書籍出版でも検討します。

原稿執筆期間:2週間〜3,4ヶ月

続いて実際の原稿執筆です。
カテゴライズによっては企画の中に含むこともありますが、まずは章構成・目次から作っていくことが多いです。
こちらで大まかな起承転結や本の内容の全体性を固めます。

  1. 大まかな流れを決める
  2. 章にする
  3. 目次にする

とブレイクダウンしていく形になります。

文章を書き始めると、章の順番を入れ替えることも手間がかかる場合があるので、まずは目次レベルでほんの流れをしっかりと検討します。

目次を決めたら続いて執筆です。実際に一番時間が必要なのはこのプロセスでしょう。
執筆することに対して時間もかかりますし、執筆という作業特性上企画などよりも時間を作りづらい著者の方が多い気がします。(自分で執筆する場合)

この執筆によって全体の制作期間が大きく変わるといっても過言ではありません。早ければよいということもありませんが、しっかりとスケジュール設定と、日々の執筆時間の確保が重要となります。

デザイン期間:4週間

執筆と同じタイミングで並行して行うこともありますが、デザイン面を検討していきます。
本のコンセプトに沿って、表紙のデザイン、紙面の構成、横書きか、縦書きか、イラストは?など本の見た目の部分を構築していきます。

この部分はその道のプロ(出版社側)が携わります。

編集・修正:2〜4週間

原稿がある程度完成したら編集作業になります。編集を一言でいうと、本のブラッシュアップです。
いままで執筆してきた原稿を読み直し、文章の構成を変更したり、章を増やしたり、減らしたりすることで本の中身を磨き込んでいきます。

ここは目次でいくら流れを決めていても、原稿の中身を書いてみたたところ修正が必要になることも多々あります。

校正・確認:4〜6週間

執筆・編集・デザインが完了したら全体の確認です。
校正、つまり本で語っていることに誤った情報はないか、誤字脱字はないか、日本語の文章はおかしくないか、表記の揺れ(一人称が意図せず「私」「わたし」「自分」が混在)がないか確認。
実際の紙面に印刷し、原稿内容と相違ないか。1文字ずつ確認していきます。

印刷・流通:4週間

こちらの確認が完了したらいよいよ印刷・流通です。出版社を通じて印刷を依頼し、印刷→取次を通じて書店へ並び始めます。
いよいよ書籍のデビューです。

最短期間で出すなら電子書籍

いままでご覧になられた製作期間は一般的な書籍出版に向けたスケジュールです。結構時間かかるな−。と感じた方も多いかと思います。

実際のビジネスシーンに置いては、半年後はまだしも1年後の市場や自社の状況は見えづらいものです。もちろん中長期的な戦略として考えることも出来ますが、一種の広告宣伝の意味合いとして使われることの多い書籍を1年後に稼働し始める。というのはやや遅いと感じる経営者も多いのではないでしょうか?

しかし、電子書籍の場合はおよそ40〜90日程度で出版に至ることが可能です。
それは印刷工程がないのと、文字数の縛りがない(正確には紙の書籍も規定はありませんが一般的な新書等のページ数を考えると必然的に求められる文字数がある)ことで大きな差が出てきます。

あとは基本的な原稿執筆で如何にスケジュールに沿って、日々執筆の時間を確保して下記進めることが出来るかが勝負になります。

私たちビズペンは編集のプロであると同時に、原稿執筆の伴走パートナーとしてスケジュール設定、進捗確認定例、執筆時間捻出のTipsや提案を行い、目まぐるしく変化するビジネスシーンにおいてスピーディーかつハイクオリティな書籍活用を提供できます。